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青木一郎研究員、森郁恵教授らの研究グループの研究成果が『Communications Biology』オンライン版に掲載されました。

2018.09.05
本研究センター長の森郁恵教授、同研究科の青木一郎研究員らの研究グループは、自然科学研究機構生理学研究所との共同研究によって、てんかんの原因となる遺伝子異常が、モデル動物である線虫C.elegansの学習速度に影響することを発見しました。これにより、今後、てんかんの分子メカニズムの解明につながる可能性も期待できます。

この研究成果は、平成30年8月24日付(日本時間19時)英国科学雑誌『Communications Biology』電子版に掲載されました。

この研究は、平成26年度から始まった日本学術振興会、科学研究費助成事業若手研究(B)「線虫C.elegans における記憶の更新に関する分子および神経回路の解析」等の支援のもとで行われたものです。

詳細は下記リンクをご覧ください。


【論文情報】

論文名:SLO potassium channels antagonize premature decision making in C. elegans
掲載雑誌:Communications Biology
著者:Ichiro Aoki, Michihiro Tateyama, Takushi Shimomura, Kunio Ihara, Yoshihiro Kubo, Shunji Nakano and Ikue Mori
doi:10.1038/s42003-018-0124-5

上川内あづさ先生と山田大智さんの研究グループによる研究成果が『The Journal of Neuroscience』に公開され、NHKニュースで紹介されました。

2018.04.25
本研究センターの上川内あづさ教授、石元広志特任講師、同研究科の山田大智大学院生らの研究チームは、ショウジョウバエが音のリズムを識別するための脳内メカニズムを新たに発見しました。この研究成果は4月17日付で米国科学雑誌『The Journal of Neuroscience』にて公開され、同日付朝のNHKニュースで放映紹介されました。詳細は下記のリンクよりプレスリリースをご覧ください。


【論文情報】

論文名:GABAergic local interneurons shape female fruit fly response to mating songs
掲載雑誌:The Journal of Neuroscience
著者:Daichi Yamada, Hiroshi Ishimoto, Xiaodong Li, Tsunehiko Kohashi, Yuki Ishikawa, and Azusa Kamikouchi
doi:10.1523/JNEUROSCI.3644-17.2018

上川内あづさ先生とXiaodong Liさんの研究グループによる研究成果が、英国科学雑誌『eLIFE』に公開されました。

2018.04.02
本研究センターの上川内あづさ教授、石元広志特任講師、同研究科のXiaodong Li 大学院生の研究チームが、ハエの一種であるキイロショウジョウバエが羽化して間もない時期に仲間の求愛歌を聞くという経験を積むと、成熟後に歌を識別して行動できるようになる、という新奇な学習現象を発見しました。さらに、この学習を担う脳内の神経細胞と、そこで用いられる情報伝達物質を特定しました。研究成果は3月20日付で英国科学雑誌『eLIFE』に掲載され、3月23日付の中日新聞でも紹介されました(→記事へのリンク)。

また、以下様々なメディアで取り上げられましたので、こちらもご一読ください。

なお、この研究は、平成25年度から始まった文部科学省科学研究費補助金新学術領域(領域提案型)「多様性から明らかにする記憶ダイナミズムの共通原理」の支援のもとで行われました。



【論文情報】

論文名:Auditory experience controls the maturation of song discrimination and sexual response in Drosophila
掲載雑誌:eLife
著者:Xiaodong Li, Hiroshi Ishimoto, Azusa Kamikouchi
doi:10.7554/eLife.34348

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