研究分野：神経再生、神経変性疾患、シグナル伝達

久本は、シグナル伝達機構研究のエキスパートであり、特に線虫をモデル動物とした分子生物学的解析に熟達している。これまで、切断神経の再生や神経機能を制御するシグナル伝達経路を複数同定し、それらの作動機序について世界に先駆けて解明してきた。最近は、透明魚Danionellaやマウス脳神経の初代培養系を用いて、神経変性疾患の病態進行に関する研究も開始している。これらの研究を進めていくことにより、神経系の変性と再生機構の普遍的原理を解明し、脳神経機能の維持や修復などの医療に繋がる基礎を構築することを目指す。

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